雨漏りになった時のために知っておくべきこと

家の中で過ごしていていきなり雨漏りが起こると焦ってしまいますよね。雨漏りが起こったときにまずやるべきこととは何なのでしょうか。雨漏りを放置すると、お家の内部の腐食を進行させてしまう恐れもあり、早急に対処する必要があります。被害を最小限に抑えられるように、対応を事前に把握しておきましょう。この記事では、雨漏りのメカニズムから主な原因や応急処置、そして優良業者の選び方をご紹介いたします。基礎知識を持つことで、雨漏りに関するお悩みを解消できたらと思います。

この記事でわかること
・雨漏りが起きたらやるべき事
・雨漏りの原因と対処

外壁・屋根塗装に関するご相談について

目次

雨漏りとは?

「雨漏り」とは、雨水が建築物のどこかから漏れ出し家の中に滴り落ちてくることです。雨漏りと聞くと、屋根を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、現在では屋根材や工事技術の開発もあり、屋根よりむしろ壁や窓のサッシ、壁を貫通する給排水管の隙間から水が浸入するケースも少なくありません。屋根をつたって滴り落ちてきた雨が壁の欠損箇所から侵入してきた場合、その侵入箇所と内部で沁みができている箇所が離れている場合が多く、専門知識があってもなお欠損箇所の特定はとても難しいです。

さらに、水が滴り落ちた箇所はあるにもかかわらず、どこにも外部に欠損箇所が見つからず、最終的に雨漏りではなく「漏水」または「結露」が原因だったというケースもあります。もちろん、雨漏りとそうでないものでは修理方法も変わってきます。

雨漏りが起きたらやるべきこと

雨漏りが起きるとつい焦ってしまうかもしれませんが、やるべきことを知っておくだけで落ち着いて対応することができます。雨漏りが起きるとまずはどういった行動を起こすべきなのでしょうか。

室内への被害を最小限に

雨漏りに気付いたときにまずやるべきことは、家の中への被害を最小限に抑えること。雨が入り込むと、家具や家電などが濡れて壊れてしまったり床が腐ってしまったりすることが考えられますよね。まずは被害を最小限にするために、侵入してきた雨水を受け止めるためにバケツやタオルを用意するようにしましょう。とにかく家の中が濡れないように応急処置を行うことが大切です。

業者への連絡

バケツやタオルを使って応急処置をしたら、できるだけ早く業者に連絡をしましょう。雨漏りの修理を行うための相談をした上で、状態を見てもらってから修理となります。雨漏りが起こったときにどの業者に連絡すれば良いか迷ってしまうかもしれませんが、エリアで雨漏り修理に対応している業者を絞り、いくつかの業者に見積もりを取ってもらうことをおすすめします。

原因の特定

雨漏りは修理を行う前に原因を特定する必要があります。そのために業者に現地調査に来てもらい、どこから雨水が侵入していて、どこから修理をすればよいのかを判断してもらわなければなりません。原因が分からなければ被害が広がったり、部分的な修理だけでは雨漏りがなおらないことも。素人が原因を特定するのは難しいので、必ず業者に依頼して点検してもらうようにしましょう。

瓦屋根やスレート屋根では、飛来物が当たることでひび割れてしまうことがあります。屋根のひび割れから雨が染み込んで雨漏りが起こってしまうことも。その場合はひび割れた部分の瓦やスレートを交換するだけで良いので比較的費用や工期を抑えることができます。棟板金や谷樋などのパーツから雨漏りが起こった場合は、パーツの交換が修理の内容となります。ベランダの亀裂や窓から雨漏りが起こった場合は防水コーキングを行う必要があります。

雨漏りのよく発生する箇所

屋根の壊れた部分

技術が発達したと言っても、直接雨風を受ける屋根のダメージは大きく、屋根スレートのヒビ、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生するケースはいまだに多いです。そもそもの原因としては、台風・地震による外的要因によるものと経年劣化があげられます。

ベランダのヒビ

屋根と同じく雨風にさらされる上に、人の出入りがある分、防水塗膜が擦り切れやすく、ヒビなどのダメージが屋根や外壁よりも早くあらわれます。さらに、ベランダにある排水口が詰まっていると雨水が流れていかず、小さなヒビなどから建物の中に侵入してくる場合もありますので、要注意です。

雨樋の詰まり

屋根に降った雨を下に流すための役割がある雨樋。雨樋に落ち葉が詰まったりコケが発生したりすることで雨水の流れが滞ってしまうことも。これも雨漏りの原因となってしまうため、雨樋は定期的に掃除するようにしましょう。

サッシ枠と防水シートの隙間

外壁の水が浸入する個所としてかなり多いのが、サッシ枠と防水シートとの隙間です。基本的に、雨水などは外壁の表面を流れおちますが、経年劣化によるひび割れや縮んだシーリングのわずかな隙間から雨水が浸入してくる場合があります。それ以上の侵入させないために防水シートが張られていますが、施工不良や経年劣化によってサッシ枠と防水シートの間に隙間ができるとそこから雨水が浸入してしまいます。

給排水管

意外と見落とされやすいのですが、給排水管もサッシ枠と同じように外壁と防水シートを貫通しているので、そこに隙間があると雨が浸入する原因となります。

天窓

昔に比べて随分と天窓も進化し、雨漏りしにくくなってはいますが、それでも通常の窓ですら雨漏りするのですから、可能性が0とは言えません。10年前後を目安にコーキングが劣化してひび割れていたり、縮んでいないか調査したり、場合によっては塗り替えることが大切です。

外壁のひび割れ

雨漏りの原因は屋根だけではなく、外壁における劣化もあげられます。外壁がひび割れると、そこから雨水が侵入してしまいます。外壁は屋根よりも目に付きやすいため、定期的に自分でチェックし、劣化が気になり始めたら塗装や補修を依頼するようにしましょう。

コーキング

屋根材の施工に使われるコーキングは、年数の経過とともに剥がれたり隙間が空いてしまったりすることがあります。コーキングが劣化すると隙間から雨水が侵入する可能性がありますが、自分で補修しようと思うと余計な部分までコーキングが付着してしまうこともあります。そうすると雨水の流れを変えてしまったり、どこか一箇所に雨水が溜まるようになってしまったりして、雨漏りにつながってしまう可能性もあります。コーキングの劣化が気になったら、屋根や外壁の塗装業者に点検・補修を依頼するようにしましょう。

雨漏りの原因

雨や台風

雨が強く降ったり台風が直撃したりすることで、屋根材の割れや破損、雨樋の詰まりなどが起こり、最悪の場合家の中まで雨水が侵入してしまって気付くという方が多いことでしょう。そのため雨漏りの原因として雨や台風があげられますが、直接的な原因というよりも気付くきっかけという方が適切かもしれません。雨や台風の際に雨漏りが起こった場合、まずは原因を特定する必要がありますが、悪天候の中屋根に登ると危険なので絶対にやめてください。

経年劣化

なぜ雨漏りが起こったのか、その理由わからないという場合、経年劣化が原因かもしれません。家を建ててから10年以上経過している場合、経年劣化によって雨漏りが起こることもあります。家が老朽化することで外壁や屋根の劣化、屋根材のズレ、雨樋の詰まりといった症状が起こり、それによって雨漏りが起こってしまうのです。耐用年数を目安としながら、定期的なメンテナンスを行うことで雨漏りを防ぐことができます。

施工不良

家を建てたばかりの状態で雨漏りが起こった場合、なぜ雨漏りが起こったのかわからないので不安に思われるかもしれません。築年数が浅い家での雨漏りは、施工不良である可能性も。施工方法が適切ではなかったときに、外壁や屋根、ベランダなどにひび割れが起こって雨漏りが発生してしまいます。悪徳業者による故意的なものであることもあれば、優良業者であっても不手際で起こってしまうことも。施工不良である可能性がある場合は調査を依頼してみるようにしましょう。

雨漏り修理にかかる費用と期間

雨漏り修理にはどのくらいの費用がかかってどのくらいの期間で修理が終わるのかが気になりますよね。修理する箇所によっても異なるため、費用の相場と期間についてご紹介します。

費用

瓦やスレート屋根の場合は3~45万円、棟板金の場合は5~20万円、谷樋だと8~20万円、ベランダは3~25万円、外壁は5~50万円、窓は3~25万円が費用の相場。総合的には5~30万円が相場となりますが、工事内容によって大きく異なるため注意が必要です。

雨漏りの修理は一部分のみの修理や交換で済みますが、経年劣化が進んでいた場合は屋根の葺き替えといった大掛かりなリフォームになってしまうことも。そうなると100~300万円程度かかることもあります。また雨漏りの原因が特定できずにサーモグラフィー調査といった特別な調査をする場合にも追加費用がかかってしまいます。解体を伴う調査が行われる場合も同じように追加費用がかかることもありますが、雨漏りをなおすためには調査が必要なので費用とのバランスを見てから検討してみてください。

雨漏りの修理で費用を抑えるためのポイントとして、雨漏りに気付いたらすぐに修理依頼をすることがあげられます。少しの雨漏りだとまだ大丈夫なのではないかとつい修理を後回しにすることもあるかもしれませんが、長い間放置すると被害が広がって修理のための費用が高くなってしまいます。雨漏りを見つけたときはできるだけ早めに業者に修理の依頼をするようにしましょう。

期間

雨漏りの修理にかかる期間は工事内容によって変わりますが、部分的な修理であれば1~3日、屋根全体の修理であれば5日間~2週間程度かかるのが一般的です。部分的な修理とは、雨漏りが起こった部分のみの屋根材の交換や雨樋の清掃といったもの。全体的な修理とは、屋根材全体が傷んでいたり防水シートが腐蝕していたりする場合の葺き替え作業など。また原因の特定に時間がかかったり工事を進めていく上で他の問題が見つかったりした場合には工期が長くなる可能性があることを頭に入れておきましょう。

まとめ

雨漏りは屋根だけではなく、外壁・ベランダ・窓サッシなど様々な場所から起こりやすいものです。
雨漏りの場所を特定するのは難しく、専門の業者の早急な対応が必要となります。
雨漏りが起きたら、早めの調査・修理工事がおすすめですし、定期点検やメンテナンスで日ごろから被害が出ないようにしておくことが望ましいです。また、自然災害が原因と考えられる損傷は火災保険で修理できることもあるので一度確認しておくと良いです。

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