台風や大雨のときに、あれ?こんなところにシミが…ひょっとして雨漏り?と気づくこともあるでしょう。雨漏りは屋根からだけではなく、外壁の割れ目やひずみ、繋ぎ目から起こることもしばしばあります。
もしも外壁から雨漏りが発生してしまったらどのような対処、補修をすればいいのか。また、費用はどれくらいかかるのか解説していきます。
外壁からの雨漏りを疑う症状
外壁からの雨漏りは防水シートでまずは食い止めるため、なかなか家の内部にまで水が浸透しません。しかし、この二次防水である防水シートが突破されると、以下のような症状が出ます。
- 壁紙に雨水によるシミができる
- 雨が降ると、雨水が窓枠から落ちてくる
- 壁紙の内側がカビてはがれてくる
- 壁がカビ臭くなる
- 壁が湿っぽい
- 壁に水滴が浮いている
外壁からの雨漏りの原因となる箇所
外壁は何枚かの外壁材を張り合わせるようにしてお家を覆っています。材料と材料の繋ぎ目やぶつかる部分にはシーリングや板金が取り付けられています。雨漏りはこれらどこかの不具合でできた隙間から起こります。下に特に起こりやすい箇所を上げます。
- シーリング(外壁の目地や窓サッシ周辺)
- 外壁にできた太さ3㎜以上のひび(クラック)
- サイディングの反り、壁の変形
- 水きり金具のサビや劣化
- サイディングやモルタルの破損
チェックしてみて下さい。
応急処置(自分でできるDIY)
- ビニールシートをかぶせる。
- 防水テープを貼る
応急的にご自身で雨漏り箇所であろう部分に上記の対応をすれば一時的に雨漏りが止まります。あくまでも一時的です。
補修方法と費用
1.シーリング材の補修や取り換え
部分補修
シーリング材の一部を補修する場合の費用は、作業の規模や材料の種類によって異なりますが、小さな範囲の補修であれば数千円から数万円程度が一般的です。
全面的に取り換える
シーリング材を全面的に取り換える場合は、取り換えには作業の手間や時間、使用する材料の種類によって費用が変わりますが、一般的には数万円から数十万円程度が見積もられます。
2.外壁のひび割れの修繕
一般的に、小さなひび割れの修繕であれば、数千円から数万円程度で済むことがあります。しかし、より広範囲に渡るひび割れや高所作業が必要な場合は、数十万円以上の費用がかかることも考えられます。
また、ひび割れの深さや長さ、広がり具合によって修繕の難易度や必要な作業量が変わります。更に、外壁材の種類によって修繕の方法や費用が異なります。もちろん 外壁の高所にひび割れがある場合、足場や高所作業車の使用が必要となることがあります。
3.水きり金具の修理・交換
水きり金具が破損している場合、修理するか交換するかによって費用が異なります。簡単な修理で済む場合は費用が比較的低くなりますが、金具全体を交換する必要がある場合は費用が高くなることがあります。一般的に、水きり金具の修理や交換には数千円から数万円程度の費用がかかることがあります。
4.サイディングの部分補修、交換
サイディングの部分補修交換には数千円から数万円程度の費用がかかることがあります。
5.外壁塗装(部分的・全面)
部分塗装
部分的な外壁塗装には数千円から数万円程度の費用がかかることがあります。
全面塗装
全体的な外壁塗装には数十万円から数百万円程度の費用がかかることがあります。
※塗装範囲や塗料の種類、アクセスの難易度、下地処理や補修作業の有無によって費用は変動します。
6.サイディングの全面張り替え
既存の外壁材を剥がして新しい外壁材を張る工法です。種類や作業難易度によって変わりますが、こちらも数十万円から数百万円以上の費用がかかることがあります。
7.サイディングのカバー工法
既存の外壁の上から新しい外壁材を重ね張りする工法です。こちらも種類や作業難易度によって変わりますが、数十万円から数百万円以上の費用がかかることがあります。
まとめ
今回は外壁からの雨漏りのよくある原因箇所と補修方法について解説してきました。現在のお家の状況によって補修方法は変わってきます。また、雨漏りの場合、適切な対処を取らないと、後々、大きな痛手となってもおかしくありません。
雨漏りの調査や修理は実績豊富な業者を選ぶことが大切です。値段が安い業者は魅力的ですが、必要な工事をしてくれない可能性もあります。複数の業者から見積もりを取り、極端に価格が安い業者は理由を必ず聞くようにしましょう。安さも大事ですが、施主の質問に誠実に答えてくれる業者を選ぶことが失敗しない方法です。
お困りの際には私たち【外壁塗装のアイキョウ】にご相談ください。あなたの求める一社をご紹介させていただきます。