リフォーム費用を金融機関で借入する際に、「リフォームローン」の活用を検討している方も多いと思います。そこで今回は、リフォームローンの基本や金利体系、メリットやデメリットなど、上手な活用法について解説していきたいと思います。
この記事でわかること
・リフォームローンとは
・リフォームローンのメリット・デメリット
・外壁・屋根塗装に関するご相談について
リフォームローンとは?
リフォームローンは、古くなった住宅の増改築や修繕などを目的としたリフォーム工事をするときに利用できるローン。そのため、新たに住居を構えるときの新築工事では利用することはできません。
リフォーム工事の費用の相場は50万円~300万円と言われていますが、工事が大掛かりになればマンションでは700万円~1000万円、戸建て住宅では1000万円~1500万円が掛かることもあります。
この制度は民間の金融機関で取り扱われており、ご自宅に抵当権をつけない「無担保ローン」であることが一般的です。
リフォームローン借り入れまでの流れ
まずは、借入までにどのようなステップを踏む必要があるのかを理解しましょう。
※各金融機関によって多少異なりますのでご注意ください。
近年は各行のホームページ上に設置された専用フォームから必要情報を記入することで、仮審査の申込みができる方法が主流となっています。なお専用フォーム以外では、各店舗、電話での申込みが可能です。
銀行側が諸要素をチェックし、融資の是非を暫定的に判断します。インターネットで申込みをした場合は、Eメールで仮審査の回答が届き、最短なら即日回答をもらえる場合もあります。
仮審査通過後、所定期限内に必要書類を融資元に提出すれば、正式審査の申込みが完了。このとき必要とされる書類は、下記の3点のコピーとされることが一般的です。
●納付書(または資金使途を確認する書類)
●源泉徴収票(または住民税決定通知書か確定申告書)
●本人確認書類(借入元に口座がある場合は不要な場合も)
※そのほかにも書類を求められる場合がありますので、詳細は仮審査後の送付状に記載されている必要書類の項目をご確認ください。
必要書類提出後、正式審査が行われ、Eメールまたは電話で融資の是非について回答が届きます。通知までの目安は3日営業日前後を考えておくとよいでしょう。
契約手続き
融資OKの連絡を受けたら、借入先から送付された以下の書類に、署名と届出印を捺印のうえ、郵便にて返送。これをもって契約の手続きとなります。
●消費者ローン契約書
●保証委託契約書
●口座振替依頼書(ローン用)
※契約先やお客様によっては上記以外の書類提出を求められる場合もあります。
指定の支払先もしくは申込先の銀行口座に融資額が入金されて融資完了です。
一宮市での【無担保型】リフォームローンの比較
銀行/会社 | 名古屋銀行 | 十六銀行 | 岐阜信用金庫 | いちい信用金庫 | 尾西信用金庫 |
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商品名 | リフォームローン | リフォームローン | リフォームプラン | リフォームローン | リフォームローン |
借入金額 | 200万円以上 1億円以内 | 10万円以上 1億円以内 | 1万円以上 1,500万円以内 | 10万円以上 700万円以内 | 10万円以上 1000万円以内 |
借入期間 | 1年以上35年以内 | 1年以上35年以内 | 3ヵ月以上20年以内 | 1年以上 10年以内 | 3ヵ月以上15年以内 |
(2023年2月現在) | 金利金利選択自由タイプ(変動金利型と固定金利選択型) の住宅ローン基準金利に0.16%~0.40%上乗せされた利率 | 固定金利 金利引下げプラン 適用 | 変動型金利 年2.4%~年5.9% | 固定金利: 店頭表示金利+0.8% | 通常金利 3.20% |
保証人 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
手数料 | 5,500円 | なし | なし | なし | |
団信への加入可否 | − | 任意 | − | 任意 | − |
備考 | 受付窓口 一宮ローンサービスセンター、一宮支店、一宮東支店、一宮南支店、木曽川支店、尾西支店 | 債務返済支援保険「しんきんグッドサポート」にご加入ができます |
「無担保型」と「有担保型」の違い
無担保型
- 借入可能な金額の上限 500万~1,000万円
- 借入可能な期間 最長10~15年
- 金利相場 約1.3〜4%
有担保型
- 借入可能な金額の上限 1,000万~1億円
- 借入可能な期間 最長35年
- 金利相場 約0.38〜1%
「変動金利型」と「固定金利型」の違い
【変動金利型】
「変動金利型」のローンは、市場金利に連動して、定期的に金利が変わるシステムです。
金利は年に2回、4月と10月に更新されます。
【固定金利型】
「固定金利型」の金利は、契約時から返済終了まで変わりません。
市場金利がどんなに変わっても、同じ割合で利息を払い続けることになります。
リフォームローンのメリットとデメリット
リフォームローンのメリットについて
審査のハードルが低い
審査の内容は、住宅ローンとさほど変わりありませんが、審査基準はそれほど厳しくありません。審査内容と審査基準は下記のとおりです。
年齢 20〜70歳(借入時) 20〜80歳(完済時)
年収 200〜300万円以上
勤続年数 1~2年以上 ※自営業の場合は、2年以上の継続した事業収入があること
担保がなくても借りられる
住宅ローンの場合は自宅の担保提供が必要ですが、リフォームローンでは担保がなくても融資を受けられます。リフォームローンは担保提供が不要なため、住宅ローンに比べて手続きに必要な書類が少なく、借入れまでに掛かる時間も短くなることが多いです。
抵当権設定費用が不要
住宅ローンなどを借入たときに、建物と土地に担保権を設定する必要があります。このことを抵当権といいます。金融機関等の設定債権者は、返済が滞り際に返済が困難であると判断すると、手続きを行えば建物と土地を競売にかけることができます。
抵当権の設定を「抵当権設定登記」といいますが、住宅ローンの場合、利息とは別に抵当権設定に関する諸費用が必要となります。
リフォームローンの場合は、抵当権設定費用の数万円を払わなくて済みます。
※リフォームローンでも担保型の場合は費用がかかります。
- 抵当権設定費用=借入額×0.4%
- 2000万円借り入れる場合は 2000万x0.4%=8万円
リフォームローンのデメリットについて
リフォームローンは借りられる金額が低い
リフォームローンは住宅ローンに比べて借入限度額がかなり低いです。特に無担保型の場合の借入限度額は50万円~500万円程度です。
無担保でローンを組めるのはとても魅力的です。
中古物件を購入して間取りを替えるほどの大掛かりなフルリフォームをする場合、リフォーム費用は1000万円を超えることもありますから、そのような計画を立ている方には不向きです。
金利が高い
リフォームローンの金利は、最低でも2%、平均で3~4%程度です。現在の住宅ローンの金利水準が変動金利の場合で0.5%前後、フラット35リフォーム一体型の場合は2.0%以下ですから、比較するとかなり高くなっているのがわかります。
金利は1%違うだけでも返済額はかなり違ってきますから、リフォームローンを申し込んだ時に、年5%以上の高い金利を提示された場合は契約は一旦見送ったほうが良いでしょう。
500万円借りた場合の返済総額の違い
金利 | 2% | 3% |
月々の返済額 | 46,006円 | 48,280円 |
返済総額 | 5,520,756円 | 5,793,580円 |
差額は1%でも28万円ぐらいになりますから、リフォームローンの高金利は大きいです。
返済期間が短い
住宅ローンが最長35年なのに対し、リフォームローンは無担保ローンの場合、返済期間は5年~10年です。返済期間が短いということは、月々の返済金額も高くなります。そうなると、毎月手元に残る金額が減りますから今の生活を続けることは難しくなり、生活を切り詰めなくてはならなくなる可能性もあります。
まとめ
今回は借り入れの流れからリフォームローンのメリット・デメリットなどをご紹介していきましたが、纏めると
- リフォームローンは審査がそれほど厳しくなく気軽に借りられるローン。
- リフォームローンは借り入れられる金額は限られている。
- リフォームローンは金利が高く返済期間も短い。という事がわかりましたね。
外壁塗装や補修をお考えの際は、地元の施工業者に相談するほうが、安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。外壁塗装をお考えの方は是非この機会にご検討いただければ幸いです。
リフォームローン以外にも外壁塗装を安くする方法はある
外壁塗装に火災保険を適用することは可能です。ただし火災保険がおりればの話です。
家の外壁の損傷が自然災害によるものだとしても、火災保険の対象にならない場合もありますので、注意が必要です。
外壁塗装に火災保険を適用する条件
1.外壁・屋根の破損が災害によるものであること
2.被災から3年以内の損傷であること
3.損害の補修費用が火災保険の免責金額を超えていること
必要条件としては、壁・屋根の破損が災害によるものであることの他に、被災から3年以内の損傷であることが条件としてあります。3年を超えるものにつきましては時効となり、申請することはできません。ただし、自費で既に工事を行っていた場合は、3年以内であれば工事の請求書をもとに保険金を申請することができます。また、免責金額は保険の内容にもよりますが、通常はおおよそ20万円ほどで設定されているのが一般的です。
外壁・屋根塗装に関する事なら一宮市アイキョウへお気軽にご相談下さい
外壁塗装は塗料の化学変化を利用して外壁に密着させるため、気温や湿度の条件が大切です。
一宮市は、暑すぎず、寒すぎずといった過ごしやすい気候です。もちろん、夏は独特の蒸し暑さがあり、冬はマイナス気温になる日もあり、伊吹おろし(北西から吹く乾燥した季節風)が冷たく吹きます。
年間の日照時間が全国平均よりも高く温和で穏やかな四季の移ろいが楽しめると思われます。
そう、一宮市は外壁塗装に適した気候の街なんです